■ 眼精疲労って?
■ 眼精疲労の根本原因
私たちはものを見るとき、自然にピントを合わせます。
毛様体筋と呼ばれる筋肉が、近くを見るときには縮み、遠くを見るときには緩むことによって
レンズの役割をする水晶体の厚みを変えて、ものに焦点が合うように調節しています。
そのために長時間近くを見続けていると、筋肉も収縮し続けて疲労してしまいます。
また、動くものを見るときや視線を移動するときには、外眼筋という筋肉を使って
眼球を動かしてします。眼球というのは1点を見つめているつもりでも実際は絶えず動いています。
もうひとつ光の強さにあわせて動く瞳孔の筋肉があります。
明るいところでは瞳孔を収縮させ、暗いところでは開かせます。暗いところでしばらくいると
ものが見えるようになるのは、筋肉が瞳孔を開かせ、光を集めているからなのです。
この3つの筋肉が疲労すると眼精疲労になります。また、この筋肉疲労や強い光の刺激は
脳にも伝わります。そのために吐き気や頭痛なども眼精疲労によって引き起こされます。
前にポケットモンスターというアニメを見て、こどもが吐き気などの症状を訴える
ということがありましたが、それも強い光の点滅が脳に刺激を与えたために起こったことなのです。
筋肉以外の原因では、血流の悪さがあげられます。
血流が悪いと、栄養が十分に供給されなくなり、筋肉疲労の回復が思うようにはかどりません。
逆も同じで、血液中の栄養が十分でないと回復が遅れてしまいます。
また血液の流れは乳酸という疲労物質を流す役目もしています。
スポーツをした後にクールダウンといって軽く体を動かしますが、あれは激しい運動で
血液中にたまった乳酸を押し流すためにやるのです。
血流が悪ければ乳酸は蓄積していき、それが眼精疲労の原因となります。
さらに最近増加しているドライアイも眼精疲労の原因の一つです。
涙には実に様々な栄養素が含まれていて、目に栄養を与える役割もしています。
涙の量が減ればそれだけ目に供給される栄養が減り、目が疲れやすくなってしまいます。
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