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■ 眼精疲労回復法 ここでは目のマッサージ法やつぼ、ドライアイ対策について紹介していきます。 これらを実践すれば眼精疲労はかなり軽減されると思います。 全て簡単にできることなので、軽い気持ちで試してみてください。 ■ ドライアイ対策:症状や治療の方法 ドライアイは涙が蒸発して減少し、目がしょぼしょぼする、ごろごろするなどの症状が現れます。 角膜には血管がないので、涙は栄養を運ぶ血液の役割もしています。 涙が減少すれば角膜に供給される栄養も減少するので、疲れ目の原因にもなるやっかいな病気です。 ■ 涙の構造 涙の膜は0.02oとごく薄いですが、油層、液層、粘液層の三層構造になっています。 油層は1番外側の層で成分は脂質です。液層の蒸発を防ぐ役割をしていて これが不足すると涙が蒸発しやすくなり、ドライアイになります。 間にある液層はたくさんの栄養素が含まれていて、角膜に栄養を供給する 重要な層です。この層にはナトリウムやカリウムが含まれています。 涙がしょっぱいのはこの栄養素が液層に含まれているからです。 涙の1番内側の層が粘液(ムチン)層です。粘性の強いムチンというタンパク質 によって涙は角膜の表面にとどまることができます。 ■ 原因 通常涙は、目の上方外側にある主涙腺というところから分泌され、まばたきによって目全体 にいきわたり目の内側にある涙点から鼻へと流れ出ます。目の表面から蒸発する涙は、 全体の量の10%ほどで、分泌される涙と排出される涙の量はバランスを保っています。 しかし何らかの原因でこのバランスが崩れると、目が乾燥してドライアイになってしまいます。 私たちは1分間に約20回のまばたきをします。そうすることで常に涙の膜を目に張り、 乾燥を防いだり、殺菌したり、栄養補給をすることができます。しかし、パソコンやテレビなど、 長時間映像などを見ていると、まばたきの回数が減り目が乾燥しやすくなってしまいます。 また季節によってもドライアイの症状が出ることがあります。空気が乾燥している冬などは 涙が蒸発しやすいのでドライアイになりやすいです。 コンタクトレンズの装用によってもドライアイが引き起こされることもあります。コンタクトレンズには 水分が多く含まれ、その水分が蒸発して減ると、涙から水分を吸収してしまうからです。 特に含水率の高いレンズではより多くの水分が必要になるため、ドライアイの症状がある人には むいていないといえます。 このように涙の蒸発する量が増えることで、涙の分泌と排出のバランスが崩れてドライアイに なるというのが、主な原因だということが分かりますね。 ■ 症状 上にも書いたように、涙にはさまざまな働きがあります。ドライアイになるとこの働きが 低下し、さまざまな症状を引き起こす原因になります。 まず乾燥を防ぐ機能が低下すると、コンタクトレンズなどの装用感が悪くなり、目が乾いた 感じがします。老廃物やゴミ、ほこりなども流れにくくなり、目がごろごろしたり、 角膜に傷がついて目が痛くなったりします。 よく涙が過剰に出るという症状を訴える人がいますが、そういう人が検査をしてみたら実は ドライアイだったというケースがあります。これはドライアイのせいでほこりやゴミなどが目を刺激して、 その反射で涙が出るからです。 涙は老廃物やゴミだけでなく、雑菌も流したり、殺菌する役割を持っています。ドライアイになれば 殺菌効果も落ち、目に雑菌が残ってしまいます。そうするとその雑菌が目にかゆみを引き起こしたり、 角膜が傷ついていればそこから雑菌が感染して、角膜潰瘍にかかってしまうこともあります。 角膜には血管がなく、血液も流れていないので、栄養は涙から吸収します。その涙が減ってしまうと 栄養が十分に取れず、目が疲れやすくなったり、充血したりします。涙は酸素を角膜に通す役割 もしていますから、ドライアイになると酸素透過率も悪くなります。 ドライアイの代表的な症状は上にあげたものですが、みなさんが当てはまる症状はあったでしょうか。 こういった症状が複数表れた場合、ドライアイを疑ったほうがいいでしょう。何が原因でこのような 症状が起こるかもわかってもらえたと思います。 ■ 対策・治療法 ・ まばたきをする まばたきは最も簡単にできるドライアイ対策です。パソコンをしているとき、集中しているとき、 緊張しているときやストレスを感じているときなどはまばたきの回数がかなり減っています。 意識的にまばたきをすることで涙腺から涙が分泌されます。 ・ 目を温める ドライアイの時はマイボーム腺という脂質を分泌するところがつまっています。 温かいタオルなどで目の上を数分温めると、マイボーム腺につまった油が溶かされて 脂質の分泌が正常になります。 ・ 湿度を保つ 特に冬は乾燥して涙が蒸発しやすい状態になっていますから、加湿器等で 部屋の湿度を保ちましょう。目の保湿専用のめがねもありますので 使ってみてはどうでしょうか。 ・ 目薬をさす ドライアイが軽度の場合、目薬による治療があげられます。特にドライアイでは人工涙液という 涙に近い成分のものを使用します。防腐剤が入っている目薬はドライアイの目にはあまり よくないので、防腐剤の入っていない目薬を選んでください。 ・ 涙点プラグを使う 比較的症状が重い場合は、眼科で涙点プラグを挿入するなどの処置をしてもらうこと があります。涙点プラグとは、目の内側の涙を排出する部分である「涙点」にするシリコン製の 栓のことです。これによって涙の排出をとめて、涙が蒸発することを防ぎます。 涙点プラグの挿入術は約3000円からおこなえます。手術時間は5分ほどで、点滴麻酔をしてから 挿入します。痛みはほとんどありません。 涙点にプラグを挿入すると涙がたまってドライアイが改善される一方、老廃物もせき止めてしまうので かゆみやアレルギーを引き起こしてしまうことがあります。なのでその場合は人工涙液と一緒に 併用するのがいいでしょう。 一番上へ コンタクトレンズのススメトップへ 眼精疲労に効くつぼ・マッサージへ |