■ 眼精疲労回復法
■ 眼精疲労に効くつぼ・マッサージ
長時間の読書やパソコンなどで目が疲れたときは、簡単にできるマッサージや
つぼ押しなどが効果的です。これらをすることで目の周囲の筋肉をほぐし、
血液の流れをスムーズにして乳酸などの疲労物質を流します。
つぼ押しが本当に効果があるのか疑問に思う人もいると思いますが、
つぼ押しはれっきとした東洋医学の治療法のひとつです。
東洋医学では、人間の体には「経絡」という生命エネルギーの通路が張り巡らされていて、
経絡のたくさんのポイントに「経穴」というものがあると考えられてきました。
この経穴というものが今で言う「つぼ」に当たるわけです。
体調が悪かったり、体がこったりするのはエネルギーの流れが滞っているからで、
その調子が悪いところと反応するつぼを刺激してあげることで、
エネルギーの流れを正常にして治療する、というのが東洋医学のつぼ押しです。
つぼは体中に存在しますから、眼の周りにもあります。目の周りのつぼを刺激することで、
その周りの働きを正常化することができます。
目の周りだけでなく、足の裏や手のひらにも疲れ目の反射区というものがあり、
そこを刺激することによっても目の疲労を回復することができます。
■ 目の周りのつぼ
太陽・・・眉毛の端に近いこめかみの辺りのくぼんだ部分。
晴明・・・目頭。鼻の付け根の部分。
さんちく・・・眉頭。眉の内側と目の内側の間の部分。
四白・・・目の下。
糸竹空(しちくくう)・・・眉尻。
■ 首のつぼ
天柱・・・首の付け根。両側をつまむようにしてもむ。
■ 足の裏のつぼ
中指と人差し指の付け根の部分。
これらのつぼを少し強めに押してみて、痛みがあるようであれば、
それに対応する部分が弱っているということになります。
つぼを押すときは円を描くようにして押してみてください。
■ 管理人の眼精疲労マッサージ法
私が実際にやってみて、これはすごく効果的だなと思うものを二つほどあげてみます。
よかったら実践してみてください。
1、目の周囲を人差し指と中指で、こめかみから眉毛を通って目頭までまわして、
目の下を通ってこめかみまで1週する。それを5周ほど繰り返す。
こうすると筋肉がほぐれて血流がよくなって、目の周りが温かくなります。
気持ちいい程度の強さでやるといいです。お風呂でやると効果的です。
2、首の付け根を人差し指と中指で両側から円を描くように押す。
これを10往復ほど繰り返す。
目の周りのマッサージは、とにかく筋肉をほぐすということを意識して行います。
パソコンや読書を長時間している現代人は、確実に目の周りの筋肉が
凝り固まっているはずですから。
何度もいうように、筋肉をほぐすことによって血流を促して乳酸を流したり、
ピントの調節機能を正常に戻したりすることができます。
また目に供給される血液は首を通ってくるわけですから、首が凝っていても
血液が目までスムーズに流れてきません。
これらのマッサージやつぼ押しだけでなく、姿勢をまっすぐに保つ、
目を近づけすぎない、長時間目を使いすぎないなど、当たり前のようなことを
しっかりとやることも眼精疲労の防止には大変重要なことです。
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